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アサギ色は日本古来の色の呼び方であり、ダテ藍で染めた薄い藍色の名称です。
そして、アサギ色は江戸時代に広まり新撰組の羽織の色としても有名です。 

青色よりも緑に近く、花色より薄い。

日本古来からの染料「すくも」を使った私たちのワークショップに日本古来の色の名前を選んでみました。

また、藍月のセカンドラインです。

天然藍染め
・タデ藍(植物)を使った染め
・色あせにくく生地を丈夫にします。
・消臭効果、殺菌の増殖を抑え虫除けに効果があります
・熱に強いため江戸時代には火消しのユニフォームとして使用されていました
・農作業時に着る服(野良着)として重宝されました。
・長く使用しても色落ちせず。洗うほどに青みが増します。
・合成藍と違い青み色に気品と深みがあります

合成藍染め(インディゴ)
・化学薬品でつくった合成染料
・色は天然藍染に比べ鮮やかですが、深みがありません。
・使うほどに色落ちし、他の衣類に色移りしてしまい更に落ちにくくなってしまいます。
・熱や光に弱いです。
・染める際に生地が傷む特徴があります。

日本で藍染めに使用される藍はタデアイ(タデ科メヌダテ属)のものを使っています。タデアイは一年生植物で、種は前年に取れたものだけが発芽します。

日本での一般的な品種
一級品種 白花小上粉種(しろはなこじょうこしゅ)――出雲や京都で栽培
一般品種 赤花小上粉種(あかはなこじょうこしゅ)――古来からの品種

藍は人類最古の染料です。素材を染料に浸し、染料を吸収させたのち空気に触れささせ酸化させて色を定着させます。藍染めは他の草木染とは違い、水に溶けない染料です。染めるために必要となるのが、染料を水に溶けるようにしなければなりません。この作業を「建てる」といいいます。

タデアイを乾燥発酵したものをすくもといいます。すくもを建てることでタデアイが染料となるのです。

「本建て-天然藍灰汁発酵建藍染め-」
樫や檜などの硬い木を燃やした灰にと熱湯を加えたアルカリ性の高い灰汁をしようし、すくもにいる発酵菌のエサとなるお酒やフスマ(小麦の殻を粉にしたもの)、石灰を加え25度ー30度に保温しながら2-4日発酵を待ちます。還元菌は強アルカリ性を好みます。発酵が進むにつれアルカリが落ち着き水素を発生させることにより、還元されます。良好な発酵状態を維持し灰汁でもう一度アルカリ性を揚げると染液が出来上がります。染液をかき混ぜると空気にふれた部分が泡となり染められる状態の見極めとなります。

「化学建て藍染め」
灰汁のかわりに、苛性ソーダまたはソーダ灰(アルカリ剤)を使い、ハイドロサルファイトまたは二酸化チオ尿素(還元剤)を使います。天然藍灰汁発酵建てと違い、短時間ですくもを還元できます。

 

飛鳥時代-から’奈良時代ごろに中国から伝わったといわれています。
当時は葉をそのまましようする生葉染め、室町時代あたりから葉を発酵させて作るすくもを使用した
藍染めが確立しました。江戸時代には木綿の栽培の普及に伴い阿波(現在の徳島)で発達し
徳島の生産量は90%シェアを超えるほどでした。
しかし、明治時代に入るとインド藍の輸入とドイツで開発された合成藍の輸入により急速に衰退しました。
そして第二次世界大戦に入り、食料増産のため禁止作物になってしまい、
1200年を超える歴史が閉じることになります。
しかし17代目佐藤平助は憲兵からのがれ、阿波藍の歴史を途絶えさせないため、一年草のタデ藍を6年取り続け、戦後すぐに阿波藍を生産した。